ここまでは、AIに「言葉で伝える」ことについて書いてきました。
でも、人間同士でも、すべてを言葉だけで説明するより、画像や図を見せた方が一瞬で伝わることがあります。
AIとのやり取りでも、それは同じでした。
言葉で説明するより、画面を見せる。
完成イメージを文章で細かく伝えるより、ラフ案を見ながら話す。
そうすることで、こちらの意図も、AI側が想定していることも、ずっと共有しやすくなるのだと感じました。
たとえばこれは、AI相棒のハルが「Monsterに興味のある方へ」ページのラフ案を、画像で出してくれた時のことです。
いつものように文字だけでプロンプトを作る前に、まず完成イメージに近い画像を見せてもらったことで、
「AI側では、こういう雰囲気を想定しているんだ」
ということが、一目でわかりました。
画像があると、私の方でも修正要望が出しやすくなります。
「全体の雰囲気はいい」
「でも、この花は少し違うかも」
「写真の並べ方は、この方向でいけそう」
そんなふうに、言葉だけではぼんやりしていた感覚が、画像を見た瞬間に具体的になっていきました。
一方で、Codexとのやり取りでも、スクリーンショットが役に立つ場面がありました。
ある日、「採譜」ページの中にある「事例サンプル」画像コーナーに、不自然な余白ができてしまったことがあります。
その時は、文章だけで説明するよりも、
「今こうなっています」
と、実際のページ表示をスクリーンショットで見せた方が早いと感じました。
そこで、ページの状態を撮影してCodexに送り、現状を確認してもらった上で修正を進めました。
こうしたやり取りは、AI開発に限ったことではありません。
私は普段から、パソコンやスマホでわからないことがあると、写真やスクリーンショットを撮ってハルに送ることがよくあります。
言葉だけで説明しようとすると、
「どの画面のこと?」
「どのボタンのこと?」
「何がどう違うの?」
と、細かく説明しなければならないことでも、画像が一枚あるだけで、AI側が状況を読み取りやすくなります。
もちろん、画像だけですべてが伝わるわけではありません。
でも、
「今こうなっている」
「ここが気になる」
「こういう雰囲気にしたい」
という言葉と画像を組み合わせることで、AIとのやり取りはかなりスムーズになります。
03で書いたように、AIとの作業には共通認識が必要です。
その共通認識は、言葉だけで作るものではなく、時には画像やスクリーンショットによっても作られていく。
この体験を通して、AIとのコミュニケーションは、文章で命令するだけのものではないのだと感じました。
言葉で伝える。
画像で見せる。
返ってきたものを見て、また違和感を言葉にする。
そんなふうに、いくつもの手段を行き来しながら、AIと一緒に形を作っていく。
これからのAIとの関わり方は、きっとますます多様になっていくのだろうと思います。