AI & Transcription

AIと採譜について

AIも、人の目と耳も大切にしながら。
私が今、どのように採譜と向き合っているかを綴ります。

私はAIが好きです。

日常的に使っていますし、音楽にAIを活用することにも特に抵抗はありません。

一方で、音楽を含めた創作の世界では、「オリジナリティとは何か」「どこまでが許容されるのか」といった議論が今後ますます重要になるとも感じています。

そうした法整備やルール作りが進むことを願いつつ、私自身は現時点では柔軟にAIも活用しながら採譜を行っています。


実際に私は、AIによる採譜も試してみました。

詳しい経緯に興味のある方は、 AI実験日記 もご覧ください。

2026年6月現在の率直な感想を一言で言うと、

「音はかなり正確に拾える。
でも、そのまま演奏しやすい楽譜になるとは限らない」

でした。

例えばピアノ曲の場合、AIは音の高さや長さをかなり正確に認識できます。

一方で、実際に演奏する人が読みやすい譜面にするためには、人の手による調整が必要な場面もありました。

Comparison

AI採譜の実験例

AI採譜サービスが音源から生成したピアノ譜のスクリーンショット
Before AIによる採譜
AI採譜をもとにMuseScoreで演奏しやすく手直ししたピアノ譜のスクリーンショット
After MuseScoreで手直し

音の高さや長さはかなり正確に認識されていました。一方で、演奏しやすさや譜面の見やすさという点では、人の手で整えた方が自然になる部分もありました。

※2026年6月時点の一例です。


もちろん、AIは日々進化しています。

皆様がこのページをご覧になる頃には、さらに優秀な採譜AIが登場しているかもしれません。

それでも私は、

「音を拾うこと」と
「演奏しやすい楽譜として整えること」

は少し別の作業だと考えています。

AIを活用しながらも、最終的には人の目と耳で確認し、丁寧に整えた楽譜をお届けしたいと思っています。